場所:アメリカ・フロリダ・マイアミ 日時:2008年3月6日〜9日
8年前からアキュラをスポンサーとして開催されているこのレースは、かつてはSORCという名で知られたセーラー憧れのレースひとつである。素晴らしいロケーションが魅力のマイアミビーチマリーナをレース拠点として、今年は14カ国から60艇のエントリーを迎えた。(FARR40クラス28艇、IRCTクラス6艇、IRCUクラス6艇、メルジェス32クラス20艇)特に4月16日〜19日この地で開催される世界選手権がターゲットレースのFARR40クラスは、28艇のエントリーを数え、1月のアキュラ・キーウエスト2008を闘った10チームがそのまま、このレガッタに乗り込んだ。ワールドのトライアルレースさながらの様相である。日本からは“スレッド”チームが1月のキーウエストに続き参戦、おおいに盛りあがるFARR40ワールドにいよいよ照準を合わせてきた。
レースは4日間で10レース行われた。FARR40クラスでは前年のワールドチャンピオンの“マスカルゾーネ・ラティーノ”(イタリア)はキーウエストに続き、今回も“バーキング・マッド”(アメリカ)に抑えられ2位となった。つまり“バーキング・マッド”(オーナー:ジェームス・リチャードソン)がチームニュージーランドのテリー・ハッチンソンなどをタクティシャンに擁して、2大会連続の優勝を収めた。オーナーヘルムが基本のワンデザインFARR40クラス、40艇を越えるエントリーが予想され、世界中のトップセーラーが4月には大集合することになるのであろう。
場所:アメリカ・フロリダ・マイアミ 日時:2008/01/27〜2008/02/02
USセーリング主催のロレックスマイアミORCは、カナダとアメリカ選手の冬期のトレーニングレースとして、温暖な気候のフロリダマイアミで1990年から始まった。回を重ねるたび大きくなり世界のセーラーの重要なレースのひとつとなった。2002年からロレックスが冠スポンサーとなり、パラリンピックの種目も追加された。19回目を迎えたオリンピックイヤーの今年のレガッタは34カ国、369名の選手がエントリーした。オリンピックの艇種は、レーザー・レーザーラジアル・スター・イングリング。パラリンピックの艇種は、1人乗りの2.4mR・2人乗りのSKUD・3人乗りのSonarである。イングリング級はこのレガッタの直後に世界選手権が開催された。また、スター級の世界選手権もこの地マイアミで4月に開催の予定である。
2007 ロレックス・シドニー・ホーバート・ヨットレースが、クリスマス明けの12月26日シドニー湾でスタートした。今年は、9カ国から、85艇がエントリーがあり、628マイルの過酷なレースが行われた。
この大会はオーストラリア国民にも認知度は高く、オーストラリア最大のテレビ局チャンネル7は20台超えのカメラでレースを撮影・放送。書店にはオフィシャルガイドブックが並ぶなど、過酷なヨットレースということで、一般人の認知度も相当あるようである。セーリング大国ならではの環境でレースが行われている。
今回の注目艇は、Cityindex Leopard/マイク・スレーダー(UK)、Maximus/ビル・バックレー(NZ)、そして3年連続のファーストフィニッシュと新記録が期待されているWild Oats XI /ボブ・オースレイ(AUS)、Skandia/グラント・ウェイリントン(AUS)
The Reichel/PughにデザインされたWild Oats XIは2005年に新記録を樹立しIRCクラスで勝利し、その後、2006年にサザンスパー製のカーボンマストに改造しサルジニアで行われたロレックス・マキシ・ワールド・カップに挑んだが、デスマストしてしまう。そして今回リギン類を100キロ計量し、ニューカーボンマストで挑んだ。上りで15%、より長いスピネーカーポールでジェネカーセールエリアを15%アップして、ボートパフォーマンスをさらに向上させて望んだレガッタとなった。
レース開始後、順当にシドニー湾をトップで出て行ったWild Oats XIは、最後まで艇団のトップを走り、12月28日10:24amに3年連続のファーストフィニッシュを飾った。しかしながら、記録は1日21時間24分で、同艇が2005年に記録したレコードに3時間及ばなかった。また。City Index Leopardが27分後にセカンドフィニッシュを飾った。
RC44はアメリカズカップを3度制したラッセル・クーツと造船技師/アンドレ・ジャスティンが共に開発したハイパーフォーマンスセーリングボートで、同時に厳格な規定のもと、国際レガッタとして最高のレベルのレガッタを目指して昨年からサーキットが始まった。
今年は、全8戦行われ最終戦 Dubai Gold Cup が12月12日〜16日まで全8チームが参加して行われた。レーススケジュールとして全チーム総当たりによるマッチレース(各チーム7ファイト)、フリートレース(6レース)が組まれた。
今回の注目はTeam ES Bankers Dubai ヘルムスマン/ディーン・パーカー(チームニュージーランド)、32回アメリカズカップで、才能の一端を見せつけたTeam Ceeref/ ジェームス・スピットヒル(ルナロッサ)そしてTeam Omega/ラッセルクーツ(BMWオラクル)とアメリカズカップチームからの参戦が相次いだ。10月に行われた、Trieste CupにはMascalzone Latinoも参戦している。
今回のマッチレースでは、ディーン・パーカー対ジェームス・スピットヒルが双方パフォーマンスを見せつけ、大会を多いに盛り上げた。また、日本から参戦の三田オーナー率いるBeecomは、今回はプロヘルムスマンを配置し、総合上位入賞をめざした。
最終日をが終わり、Dubai Gold CupはTeam Omega/ラッセルクーツが勝利。また、Team Aqua/ クリス・ベークが2007年度の年間総合優勝に輝いた。Beacomは2007年総合4位でレースを終えた。
Rolex Middle Sea RaceがRoyal Malta Yacht Clubのホストで、今年もマルタ島沖で始行われた。今年は70艇のエントリーがあり、606mikeのシシリー島を回るロングレースが設定されていた。
この大会のロングレースの風景は最も美しいコースと賞されており、マルタ島Start/Finishのルートには、シシリー、メッシーナ、パンテレリアの島々や、ランペズーザ海峡の深い空色の海、コースマークにはストロンボリの活火山が特徴となっている。
今年のRolex Middle Sea Race 2007は10月20日(土)にスタートしたが、天候は大荒れになった。そんな中、日曜の夕方(5時半少し前)に 、「Loki」がラダーを失うトラブルに見舞われたとレースコミッティーに連絡が入った。Golfo di Castallammareの北側、ちょうどシシリー島の北、パレルモの西側でのトラブルが発生した。
レースコミッティーとイタリア沿岸警備隊員はヘリコプターで救出に向かい、クルー全員は救出され、パルレモに搬送されるというトラブルも発生した。
この、荒れたレースを制したのはIRCクラスではドイツから参戦の50フッターAQUIS GRANUS 4(Lutra52)、同じく、IMS/ORCクラスを制したのはイギリスから参戦の、OURDREAM DAMIANI(Prototype)であった。
Sardinia, Italy〜Maxi Yacht Rolex Cup 2007が歴史あるPortoCervoで青い空、シーブリーズの中、すばらしいコンディションで始まった。Yacht Club Costa Smeraldaによって毎年開催されているこのレガッタは、今年で18回目を数え、11カ国、38艇が4classに分かれて9月2日〜8日でレガッタが開催された。
The Yacht Club Costa Smeralda沖、マドレーヌ諸島とサルディニア島の間で行われた初日のレースは、10-12ノットの穏やかな西風の中、各艇とも多くのクルーの為の完全な試運転のレースになった。
今年は9月2日〜8日まで行われ各Divisionの総合優勝が決定した。
Mini Maxi DivisionではCarlo Puri Negri Atalanta II(ITA)が総合優勝を決めた。また、Wally DivisionではJ One(MON)/Jean Charles Decaux 、Cruising DivisionではRanger(CAY) 、the grand prix Racing Divisionでは最終日の今日、驚異的なパフォーマンスを見せたMorning Glory (GER)/ HassoPlattner が総合優勝を飾った。
最終日のレース海面は6〜7ノットの北西の風の中、the Yacht ClubCosta Smeralda Race Committeeは上マークをCapreraの南端、サルデーニャとマドレーヌ島の間に30マイルで設定した。また、FinishはPorto Cervoで島に沿う形のコース取りとなった。
最終日、RacingDivitionで他に強烈なパフォマンスを見せたのは、Neville Crichton/New Zealand のSupermaxi「Alfa Romeo」で2時間34分で、同じライン取りをした「 Rambler (USA)」/George Davidの20分前にFinishした。Wally Divisionでは 「Y3K」/ Jean CharlesDecauxが修正で「J One」に上回り、最終レースに勝利した。
各Division 総合順位
※Place Boat Name Owner Nation, R1-R2-R3-R4-R5-Points
Racing
1. MORNING GLORY Hasso Plattner GER, 1-3-1-4-(6)-9.0
2. LOKI Stephen Ainsworth AUS, 2-1-4-2-(5)-9.0
3. TITAN XII Tom & Dotti Hill USA, (4)-2-3-3-3-11.0
Cruising
1. RANGER RSV Ltd USA, 1-(3)-1-1-1-4.0
2. VELSHEDA Turbat Inv. Ltd GBR, 2-2-2-2-(3)-8.0
3. GHOST Arne Glimcher USA, (11)-1-4-3-2-10.0
Mini Maxi
1. ATALANTA II Carlo Puri Negri ITA, 2-1-2-1-(3)-6.0
2. ALL SMOKE Gunter Herz GBR, 3-(5)-5-2-1-11.0
3. OPS 5 Massimo Violati ITA, 1-6-1-6 -(7)-14.0
Wally
1. J ONE Jean Charles Decaux GBR, 1-(2)-2-2-1-6.0
2. INDIO Andrea Recordati ITA, 2-(4)-1-1-4-8.0
3. DARK SHADOW Antexis Ltd MON, 5-1-(7)-3-5 -14.0
6月4日〜9日の間でRolex Farr 40 European Championshipがイタリアサルジニア島Yacht Club Costa Smeralda で開催された。今回は21艇、9カ国からの参加で11レース(上下のショートレグ)で開催される。
3日目、アメリカズカップ、シンジケートであった、Mascalzone Latinoが暫定でトップに立った。
Rolex Farr 40 European Championship 3日目 暫定順位
Place/Boat Name/Country/Owner/R1/R1/R3/R4/R5/R6/R7/R8/R9/TOTAL
1/Mascalzone Latino/ITA/Vincenzo Onorato/10.00/13.00/10.00/1.00/5.00/13.00/4.00/2.00/9.00/67.00
2/Nerone/ITA/Massimo Mezzaroma/7.00/4.00/6.00/11.00/15.00/7.00/7.00/15.00/2.00/74.00
3/Kokomo/AUS/Lang & Sue Walker/12.00/9.00/3.00/5.00/12.00/1.00/16.00/17.00/3.00/78.00
4/Siragusawa/FIN/Olli-Pekka Lumijarvi & Antii Linnovaara/14.00/8.00/17.00/4.00/18.00/6.00/8.00/3.00/1.00/79.00
5/Fiamma/ITA/Alessandro Barnaba/2.00/12.00/18.00/7.00/11.00/8.00/6.00/9.00/6.00/79.00
2008 アキュラ・マイアミグランプリ[4月5日]
"2008 Rolex Miami OCR"ヨットレース[3月5日]
Rolex Sydney Hobart Yacht Race[2月5日]
RC 44 Dubai Gold CupはTeam Omegaが勝利[1月1日]
Rolex Middle Sea Race[12月1日]
Maxi Yacht Rolex Cup 2007 9月2日〜8日[11月1日]
Rolex Farr 40 European Championship[6月12日]
第26回 同志社ウィーク 琵琶湖に春の到来を告げる [4月1日]
2008年JODAナショナルチーム最終選考会 [4月1日]
第13回 KYCスプリングレガッタ 2008 [4月1日]
2008レーザーミッドウィンターレガッタ [3月1日]
2007年第20回全日本420級選手権大会 佐賀県ヨットハーバー沖 [1月1日]
第39回日本オプティミストセーリング選手権大会 大分県別府市北浜ヨットハーバー [12月1日]
2007年レーザーラジアル全日本選手権大会 佐賀県ヨットハーバー沖 [12月1日]
2007年度第36回 全日本470級ヨット選手権大会
第21回 兼 全日本女子470級ヨット選手権大会[11月1日]
2007年全日本スナイプ級選手権大会 和歌山セーリングセンター[11月1日]
第62国民体育大会 セーリング競技会 秋田県男鹿半島船川港 [11月1日]
ジャパンカップ2007-Japan Cup 2007- 新西宮ヨットハーバー [9月1日]
平成19年度 全国高等学校総合体育大会ヨット競技
第48回全国高等学校ヨット選手権大会 佐賀県ヨットハーバー [9月1日]
チームアリンギがアメリカズカップ防衛!! 第7戦は1秒差[7月4日]
第6戦 チームアリンギがアメリカズカップ防衛に王手!![6月30日]
第5戦 アメリカズカップ チームアリンギが3勝目[6月29日]
アメリカズカップ第4戦はアリンギが勝利。対戦成績2勝2敗に[6月29日]
第3戦 チームニュージーランドが接戦を制す。対戦成績2勝1敗に[6月27日]
第2戦はチームニュージーランドが逆転勝利。対戦成績は五分に[6月25日]
アメリカズカップ チームアリンギが先勝[6月24日]
アリンギがルナロッサチャレンジと練習[6月14日]
歓喜のエミレーツチームニュージーランド[6月11日]
チームニュージーランドがアメリカズカップ挑戦艇に決定!![6月9日]
チームニュージーランドが4連勝。アメリカズカップ進出に王手!![6月6日]
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